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2003年(平成15年)
 
  The Fantasticks【宮本亜門・演出】
  ミー&マイガール(東宝)
  マンマ・ミーア!(2回目)
  創る奴ら
  ライオン・キング
  stomp
  マンマ・ミーア!(3回目)
 

2003年(平成15年)
【2月9日】
The Fantasticks【宮本亜門・演出】
 
   世田谷パブリックシアター
 
 
ミュート水野栄治 ハックルビー岸博之
ベロミー斉藤暁 ルイザ塚恵理子
マット井上芳雄 エル・ガヨ山路 和弘
ヘンリー二瓶鮫一 モーティマーなすび
 
 
アメリカから来た、凱旋公演も以前に見に行きました。
そして、高校生のときに、ESSではじめて演じた舞台です。(記録はこちらのページ

日本語の台本は、1977年に宝田明主演で演じた版のものを使っていました。私は英語でしか台本を読んだことがなかったので、結構新鮮でした。誤訳していたところとか、あー、あれってこういう意味だったのね、というところがあり、それも面白かった。

舞台の形や、演奏する楽器を変えたりして、アレンジしている様子が見て取れました。エル・ガヨは「悪漢」なんですが、ちょっと格好良い詐欺師、のように見えました。オリジナルだと、もっとぎらぎらした、濃い人物のような印象がありました。
でもまあ、そういうのもアリだな、と自然に受け入れられる演出でした。(オリジナルはオリジナルで、やっぱり好きですが。)

ルイザはちょっとべらんめえだったけど(笑)、歌が聞いていて気持ちよかった。ヘンリーという道化を演じた役者さん、すごかった!最後のカーテンコールでの拍手を聞いたところだと、たぶん、見ていた人ほとんどが、彼のすごさを実感していたんじゃないかと思います。
お父さんふたりも、イメージとは違ったけれど、いい雰囲気でした。Plant A Radishは、フルバージョンで聞きたかったけれど・・・。途中でフェードアウトしてしまい残念!

【3月18日】
ミー&マイガール(東宝)
 
   帝国劇場
 
 
ビル・スナイブスン唐沢 寿明 サリー・スミス木村 佳乃
ジャックリン・カーストン涼風 真世 ジェラルド・ボリングボーク本間 憲一
マリア公爵夫人初風 諄 ジョン・トレメイン卿村井 国夫
セドリック・パーチェスター武岡 淳一  
 
 
えー、もう何度もページの中で触れていますが、高校のESSでやった劇です。(そのときの記録はこちら
1年間かけて、つくりあげた舞台だったこともあり、私にとって“ミー&マイガール”は特別な執着がある舞台です。

宝塚歌劇団で、1989年、1995年に上演されていて、ロングランになったりと、宝塚の舞台の中では有名なもの。涼風真世が、1989年に続いてジャッキーを演じる、ということや、日本で、宝塚以外の舞台に乗るのがはじめてであること、で、一部でちょっと話題になっていました。

ええと、ここからは、あくまで私の偏った、個人的な感想として。(ってこれまでのもそうか。)
もう十年近くCDを聞き込んでいることもあり、宝塚版びいきなのはお許しください。
(オフィシャルページを見ると、演出家が「宝塚版とは違うものとしてみてほしい」というニュアンスのことを言っているのですが、結構ギャグや動きを踏襲していたような気がします。)

ミュージカルにはじめて挑戦、という木村佳乃はボーイッシュで、なかなかかわいいサリーを演じていました。でもやっぱりソロの歌は、ちょっと聴いていて辛かった。あとはどうしても、折れてしまいそうに華奢だけど天真爛漫で、伸びる声を持った、こだま愛(宝塚初演)のサリーがずっと頭から離れませんでした。これは全く、私の好みの問題だと思いますが。
また、後半の、Lambeth Ballet(ダンスシーン)は、大幅にカットされていて悲しかったです。サリーの技量に合わせたから?? というか、あそこって社交ダンスだったっけ??
唐沢寿明のビルは、無難なところ、でしょうか。良い意味でも悪い意味でも、期待を裏切らなかったように思います。パーチェスターもなー、自分がやった役だけに、もうちょっと強烈なキャラクタを期待していたのですが。
ジョン卿も、イメージはぴったりなんですが、なんか、やっぱり印象が薄い。
マリア公爵夫人の、高貴で近寄りがたい感じと、ぷっつんしたときのギャップは、宝塚版の方が楽しめたような気がします。
一番インパクトがあったのは、ジャッキーを演じた涼風真世。宝塚のときのジャッキーを演じていたこともあるし、宝塚版を聞き慣れていた、という理由もたぶんあるとは思いますが、2幕のあたまのダンスシーンで、ど真ん中で、ものすごく楽しそうに踊っていた様子は強烈に印象に残っています。露出の多いガウンも(笑)。
あ、執事のヘザーセットが見ていて楽しかったです。それとアンサンブルはさすがレベルが高い! 彼らの群舞などは、舞台じゃないと味わえない迫力でした。

台詞や演出も、あまりディープな感じは受けませんでした。TVドラマ版を見ている感じかな。今回の舞台を見た人の感想に「全体として、楽しめました」という言葉が多く、どうもひっかかっていたのですが、自分の目で見てみて、これはまさにその通り、と膝を打ちたくなるようなコメントです。

でも案外、本場のウェストエンドでは、こういう感じでやっていたのかもしれない、とふと思いました。私が聞き慣れている宝塚版は、もっと一役一役、一セリフ一セリフ、練り込んでつくっている感じがします。役それぞれが、もっと主張しているというか。どちらが好きかは、もちろん人それぞれなんでしょうね。

オーケストラはものすごくゴージャスで、驚きました。こんなに人数の多いオケは見たことないかも・・・四季の数倍。いろいろ文句を言いつつも、好きなナンバーを次々と浴びるほど聴けるのは、嬉しいことです。
ああ、でもランベス・ウォークや、カーテンコールは、なんか物足りなかったなあ。。。もっとわくわくしたかった・・・。

ちょっと、95年版のビデオを久しぶりに観たくなってきました。。。

追記)
この間ふと、「月刊ミュージカル」という雑誌を読んでいたら、ちょうど今回の「ミー&マイガール」の感想記事が載っていました。その人は宝塚版('89、剣幸版)を舞台で観ていた人だったのですが、「この芝居をやる以上、どうしても宝塚の華やかなイメージはぬぐえない」と言い、そして「ランベス・ウォークや、先祖たちがでてくるシーンが、どうも寂しい印象があった」と書いていました。「たぶん単純に人数のこともあるんだろうけれど、それにしてももう少し楽しませて欲しかった」というようなことも。
東宝版、私はどうも偏った見方をしていて、フェアじゃない感想を持っているように思い、嫌な気持ちになっていたのですが、同じように感じた人がいると知って、ちょっと楽になりました。

【5月13日】
マンマ・ミーア!
 
劇団四季    四季劇場 海
 
 
ドナ・シェリダン保坂 知寿 ソフィ樋口 麻美
ターニャ前田 美波里 ロージー青山 弥生
サム・カーマイケル芝 清道 ハリー・ブライト八巻 大
ビル・オースティン野中 万寿夫 スカイ田邊 真也
アリ森実 友紀 リサ五十嵐 可絵
エディ川口 雄二 ペッパー大塚 道人
 
 
一週間前にチケットをとりました。たまたま、2Fの2列目が突然ぼこっと開いていたのを見つけて、予約。たぶん、だれかがキャンセルをしたんだと思いますが、それにしてもラッキー。

昨年11月末、プレビューのときに行って以来、半年ぶりの「マンマ・ミーア!」です。名前がきちんと出ているキャストでは、スカイがそのときとは違う人でした。あとはほぼ同じキャスト。
以前みたときも思ったけれど、とにかく「楽しそう」。今回はロンドンキャストのCDを大分聞きこんでから行ったので、翻訳を聞いたり(Knowing me,Knowing youはなかなか良く訳してあるように思いました)、気になる役者が、たくさんの人のなかで踊っているときにどこにいるかとか、細かいところも楽しめました。

後半で、私はいつも泣いてしまうシーンがあるんですが、お隣に座っていたかなり年輩の女性は、そこではないところで、ぼろぼろと泣いていて、それに気が付いたことは面白い発見でした。

ソフィを演じていた樋口さん、個人的にはとても可愛らしくて好きです。でも、主役の保坂さんは、芝居も、声量も、やっぱり一枚も二枚もウワテですね。当たり前か(笑)。保坂さんはじめ、同世代の役者さんたちは、半年たって、とても余裕が出てきているように感じました。

あ、それと、衣装も好きです。ネグリジェとか、ジーパンにシャツとか、さっぱりとしたカジュアルな格好ばかりなのですが、こういう衣装だと、余計ダンスをしている人たちの、スタイルの良さが目立ちます・・・。

カーテンコールは、お客さんがほとんど立っていて、楽しかった!
そしてなにより、このときの役者さんたちがとても楽しそうなのが、見ていて嬉しい。ケバケバの衣装を、ちょっと恥ずかしそうに来ている、男性陣も面白い。こんなにカーテンコールが長いのは、四季ではめずらしいんじゃないかな?

カーテンコールを見るたびに、また観に来たい、と思ってしまいますね。いや、たぶんまた、近いうちに行くと思う(笑)。

【6月1日】
創る奴ら
 
The mix party    下北沢「劇」小劇場
 
 
CAST
泉 陽二 内田 滋啓 大内 めぐみ 桂 憲一
小磯 勝弥 小林 正寛 柴山 智加 華倉 至穂
福島 三郎 細野 太郎 宮沢 美保 八木 小織
STAFF
舞台監督:石井 香織 制作:三崎 かおる/荒田 智子
 
 
小劇場の劇が好きで観に行っている友だちに頼んで、一緒に連れて行ってもらいました。
私はミュージカルが好きで、どうしてもミュージカルを観に行くことが多いのですが、ストレートプレイはストレートプレイで、また違った空気が流れ、良かったです。また、50人そこらしか入らない小さな劇場で、目と鼻の先に役者のつくる「異空間」を感じるのも、わくわくしました。

だいたい、話がどういう方向に向かうか、どういう風にまとまるか、というのはあらかた見当はつくのですが、役者さんそれぞれのキャラクターが立っていて、いつの間にか彼らの世界に入り込んでいました。(終わったとき、「あれ、今日って何曜日だっけ?明日はなにをしなくてはいけないんだっけ?」と、こちらの世界に戻ってくるのにちょっと時間を要したほど。自分でちょっと驚きました。)
いつも観ているミュージカルの舞台のような、ダイナミックな感じはしないのですが、ちょっとしたセリフとかしぐさとか、ほんのりと気持ちが暖かくなります。あとで制作スタッフをチェックすると、女性多し。なんか妙に納得。

きちんとした舞台の役者さんが多かったこともあり、安心してあちらの世界を楽しめました。安心。これが割と大事なことを再認識しています。ちょっと前に、たくさんスポンサーの付いた、「TVから芸能活動をスタートしたアイドル」の人たちの舞台を観てから、特に。(その舞台については、敢えてここでは触れませんが・・・。)

【9月3日】
stomp
 
     国際フォーラムCホール
 
 
CAST
IVAN / MILS / YAKO / FRASER ほか
 
 
観に行く一週間くらいまえに、e+のページを見ていた友人に、「うわ、半額!観に行く?」「行く!」ということでチケットを取った舞台。音をメインにしたショーだ、ということくらいしか知識がないままに座席に座りました。当日は雷注意報が出ていて、交通機関も一部普通になるほどの悪天候。15分押しで幕開け。

アメリカからの凱旋公演。セリフはなし。特にストーリーもなし。とにかく、はじめから最後まで、いろいろなモノを使ってたてる音・リズムを楽しむ舞台。
でもねえ、使う道具に限りがあるでしょう、とちょっと意地悪な気持ちでみていたのですが、次から次へ、いろいろな道具=楽器が出てくる出てくる! そして、お客さんがリラックスした頃に、舞台から役者さんが、お客に参加するよう促す。トイレ休憩がないのはちょーっとつらいけれど、リラックスして、にこにこ・わくわくしながら観られる舞台でした。
一人、yakoさんという、日本で和太鼓を叩いていたことのある女性が、メンバーとして参加しているのですが、彼女のポリバケツドラムは一見の価値有り! 同じものを、他のメンバーも叩くのですが、日本の太鼓と、西洋のドラムのたたき方の根本的な違い(どこに重心を持ってくるか)が、はっきりと分かって面白い。日本人の私の目にはやっぱり、日本の太鼓のたたき方が圧倒的に凛々しく映ります。むむ〜格好よかった!

#ちゃんとキャストの方々の名前を把握していません・・・ゴメンナサイ。


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