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Write it down.
page 4
1999.11.2--11.26

11.26(Fri)

 今朝9時に母に起こされ、何事かと腫れた瞼をこじ開けると、すっかり着替えて「バーゲンに行こう」と張りきっている。明け方まで仕事をしていたので、起きても気持ちが悪い。でもまあ、気分転換にいいかなと思い支度をし、家を出た。
 でも私はバーゲンで洋服を買うのが好きなわけではない。中学生の頃には、必ずくっついていってあれこれとねだって買ってもらったが、最近は気に入ったものがあっても、「バーゲン品だしな...」と警戒の目でまずみてしまう。そして近寄って手に取ると、思った以上に生地が薄かったり、二の腕の辺りに「いぬ」や「猫」、不思議な英語(ときにはローマ字で書かれた日本語)が刺繍されていたりして、すっかり買う気がなくなるのだ。
 会場はすごい混み具合で、ぼんやり立っていると邪魔になる。寝不足で体調が悪かったのと、人が多すぎて酸素がたりなかったせいで、入って数分で私はぐったりしてしまった。会場を血眼になって歩きまわる人たち(おじさんも割と多かったけれど、やっぱり9割方はおばさん)は元気で、サンタクロースのように洋服を入れた袋を持って次から次へとワゴンを検分してゆく。ふと振り返ると、母もその一群の中に違和感なく入っていたのだが(笑)。
 結局母が「これ」と持ってくるものの大半は、説得してワゴンにもどさせて、数枚のシャツと、妹のスウェット上下を一着買った。レジの前ではおばさんたちが輪になって座り、袋につめこんできたものをひっくり返してみせあいっこしていた。色違いの同じ服を3着持っている人がいたけれど、あれ、どうするつもりなんだろう。

11.18(Thu)

 渋谷HMVで、SARAH BRIGHTMAN"eden"、Bob James"joy ride"を買った。同じフロアにありながらもジャンルが違うので、別々のレジがあって、そこでひとつずつ買うことになる。まあそれはいいとして、HMVでCDを買う度にあの小さなHMV袋に入れてくれていつも鬱陶しいと思っていたので、今日は「シールかなんか貼ってください」と言ってみた。
 すると、レジをうった店員さん(若い男の人だった)二人とも、まずはたと動きをとめてどうしようかと一瞬迷う。「袋に入れますから」と私が手に持っていた大きな紙袋を広げてみせると、(やっぱり二人とも)こそこそっと早口で、「じゃあいまここですぐにその中に入れてください」と言うのだった。仕方ないから、大きく紙袋の口を開いてCDを放り込むところを、ちゃんと彼らに見せてあげた。
 CDそのもののパッケージ、その上に店で書けたビニールの袋とただでさえも二重になっているのに、一枚ずつをさらに袋に入れるというのは、過剰包装どころじゃない。やりすぎだ。肝心のCDにたどり着くまでに(実はパッケージを全部とったあとにも、CDケースが開かないように押さえているシールが貼ってあった)手間がかかるし、ゴミも出過ぎる。どういうつもりでこういうことをしているんだろう?なにかそうせざるを得ない理由がるんだろうか。
 しかし店員が二人とも私の「シールにしてください」にうろたえたということは、こういうことを言う人は滅多にいないってこと?もしかして。

11.12(Fri)

 日本に遊びに来た叔母が、自宅のあるロスに帰るというので、箱崎シティーエアターミナルまで送っていった。
 大韓航空のカウンターで荷物を預けてから、二階で成田空港までのバスのチケットを買っている叔母を横目に、そのカウンタの近くをうろうろしていたら、おもしろいものをみつけた。カウンタのちょうど裏側に、中国の急須コレクションが展示されていたのだ。なんでもエアターミナルの設立者(でいいのかな)の個人的コレクションらしいが、変わったデザインのものがたくさんある。芸術品というよりも、見た人を楽しませる趣旨でつくられているものが大半だった。急須のふたのつまみが、本体のミニチュアのもの、茶葉を入れる部分が井戸(木蓋つき)で取っ手が手桶(桶の取っ手に指をかけて急須を持つ)というもの、ふたのつまみと取っ手が、鎖でつながれているもの(便利そうだと思った)などなど。
 これは結構いい暇つぶしになります。おすすめです。研修会で来ていた某専門学校の女の子たちや、その他のビジネスマンらしきおじさん軍団は、そんなものには目もくれてなかったけれど。

11.4(Thu)

 「大きなかばん持ってるねえ」とよく驚かれる。そんな鞄の中に入っているものも大きな物が多いのだが、鍵とか定期入れ、文庫本といった、どうしようもなく小さい物は、その中にあって行方をくらますことがしょっちゅうある。
 特に辟易してしまうのは定期入れ。出し入れが多いくせに仕舞うときには決まって無意識に放り込んでいる。兵隊のように一定のスピードで流れる、改札口を通る人の波から外れて、鞄を引っかき回して探す。ため息をつき、やけになって乱暴に鞄の底や側面から見つけた定期入れを引っぱり出すので、私の手の甲にはいつも小さな傷が耐えないのである。

11.2(Tue)

 MXテレビの、ヘッドラインニュースが好きで、昼ごはんを家で食べているとき、なんとなくテレビをつけるとつい、チャンネルを合わせてしまう。風景映像と音楽が延々と流れ、画面下を今日のニュースが文字で右から左へ流れる、ただそれだけ。だが、その風景映像に、いつもチャンネルを変えようとリモコンを押す指がぴたりととまる。体全体が暖かくなり、そのままリモコンをソファに置く。
 民放のテレビ番組を(特に昼時は)好んでみなくなってもう数年経つ。中学生の頃はかじりつくようにしていつまでもテレビの前を離れなかったのに、大学生になってからはニュース以外には興味がなくなった。もともとドラマはあまり見ないし、それまで見ていたドキュメンタリーや情報番組は、番組の主張の矛盾や偏見が目に付くようになって、疲れてしまうので見なくなった(もちろんそうではないのもある。多くはないが)。
 最近は、ケーブルテレビなど民放以外のチャンネルが増えて、ウケねらいだけでつくられている番組以外を楽しめる機会が増えた。私としてはとても嬉しい。一日中CNN、一日中天気予報、一日中ディスカバリーチャンネル、一日中ミステリーもの、MXのヘッドラインニュース、この五つがあれば、当面私は退屈しないと思う。




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